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 こんにちは、代表の大岩(がんちゃん)です。2018年4月から蒜山別所地区(旧中和村)にある「はにわの森」に住んでいます。里山の資源を活用した体験プログラムを継承・開発、提案させていただいています。

 便利な世の中になり「昔できなかったのに今できるようになった」ことがたくさんあります。インターネットの普及で、南スーダンの友人とも無料で動画通信ができます。一日あれば地球の裏側まで行くこともできます。機器やアルゴリズムの進歩により、とても便利になりました。その一方で「昔できたのに今できなくなった」こともたくさんあります。二ホンカワウソが沢で遊ぶ様子はもう見ることができません。野生の猪を頂くことも難しくなりました(ほとんどがイノブタ化)。大阪育ちの僕は、米や野菜を自分でつくり、地元の木で大工さんと共に家を建てることがまだできません。不便な面もあるけれど、自然の恵みは豊かで「森や海があれば生きられた」時代。限られたものの中で工夫して暮らすコツを知っている昔ながらの田舎のイメージ。そこへ憧れを持ちながらも、都会での便利な生活に慣れ親しんできました。

 はにわの森は「今もできるけど昔みたいにやらなくなった」ことが体験できる場所にしたいと思っています。時代が移り変わり、学校でも家庭でも社会でも、火を起こしたり、動物をさばいたり、また自然の恵みを得るために山海に入ったりすることはやらなくなってきました。ただ、こういった「森や海があれば生きられた」時代の「生きるための業」を体験することは、最近よく言われる「生きる力」を育むために大切で、先の見えないミライへの道標であると思い到り、一旦学校を離れることにしました。

 日々、ここを整備しながら出てくる里山の資源を用い、体験プログラムを作っています。現代的な意味での「共有林(シェアフォレスト)」として様々な方が気軽に来られるよう、整備してお待ちしています。いつでも遊びにいらして下さい☺  2018年9月5日

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大岩 功

​1982年 大阪市出身

2005年 鹿児島大学理学部卒業

2006年 デンマーク留学

2008年 イスラエル移住

2013年 大阪市中学校理科教員

2018年 真庭市地域おこし協力隊

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